あながち馬鹿にできない話
朝礼ネタ395 2021/01/01 安全地震予知ってなかなか難しいらしいですね。
地面に刺した地震観測アンテナが何度も微震を観測したからといって人が感じる大きさの地震が来るわけでもなく、ならばと宇宙を飛んでいる人工衛星で地球から発せられる電磁波を感知して警戒していたとしても、大きな地震がくるというわけでもない。
最近ではSNSで、不思議な形の雲や長く繋がっている雲の画像が「地震雲」としてUPされることが増えている。
たまたま一週間以内に地震が起これば「やっぱり」となるわけだが、騒がれたとしてもなかなか地震が起こらないものだ。
それはそれで安心なのだが。
ただ、地震予知にはならないとしても、警戒したり、備蓄の用意をしたりするキッカケにはなっているだろう。
では、地震予知は無理なのか。
有名どころの話では、動物や昆虫が一斉に移動していると地震が起こる、カラスがうるさく鳴いていると地震が起こるなどがある。
実はこれはあながち馬鹿にできない話だと思う。
うちにはコリドラスというナマズをコロっとさせたような熱帯魚とイモリがいる。
コリドラスは10匹、イモリは2匹、それぞれ別の水槽で飼っている。
普段は水槽の中で、お互いバラバラな位置でぼんやり過ごしているのだが、ある日コリドラスが水槽の中を一列にくっつくように綺麗に並んでいた。
隣の水槽では、2匹のイモリが小さな壺を倒した置物の中に一緒に入り、体を寄せ合って顔だけ出していた。
その珍しい光景に思わずシャッターを切った。
翌日、東日本大震災が起こった。
その後何度か大きな余震がしばらく続いたが、比較的大きな地震が起こる前日に、同じようにコリドラスやイモリ達は体を寄せ合い、並んでいる光景を目にした。
もはや偶然ではないのではないかとさえ思えてくる。
人間では到底感知できない「何か」を、この、小さな動物達は感知できているのかもしれない。