宇宙飛行士の宇宙での生活
朝礼ネタ394 2021/01/01 メディア・ニュース国際宇宙ステーションの中の宇宙飛行士がどのように生活しているか知っていますか?
国際宇宙ステーションの中は、いわば無重力です。
無重力だと人や物は重力がないのでプカプカ浮いてしまいます。
実験をしたり、食事をするときに使う道具も、当然プカプカ浮いてしまいます。
使いたい時にそこにない、さて、どうしたらよいでしょう?
国際宇宙ステーションの中では、宇宙飛行士が使う道具や壁、服にはほとんどマジックテープが付けられており、使う道具をペタッとくっつけておきます。
これで無くすことはありません。
では、寝るとき、宇宙飛行士の身体はどうなるでしょうか?
フワフワ国際宇宙ステーションの中を浮かんで漂うのでしょうか?実は、壁に付けられた寝袋の中に入り眠るのです。
その姿はさながら「ミノムシ」のようです。
これで安心して眠れるのです。
では、トイレはどうでしょうか?
道具や体でさえ浮いてしまう空間の中で、尿や便はどうなるのか…?
当然浮いてしまいます。
宇宙飛行士たちは地球にいる間、宇宙でのトイレの訓練に真剣に取り組まなければなりません。
もし飛び散ってしまったら…大変なことになります。
ではどのように用をたすのでしょう?
尿はトイレに接続されたホースに、便はバキュームを使って吸い込みます。
でないと四方八方に飛び散ってしまうからです。
地球で行うトイレの訓練はかなり大変な上に、難しいミッションだそうです。
では、トイレで集めた汚物はどう処理するのでしょうか?
トイレに設置された容器の中に汚物を貯め、国際宇宙ステーションに物資を届けた補給船の中に、不要になった生活用品とともに汚物を詰め、大気圏に突入させて燃やすことで処理をします。