日本と中国では風鈴の使い方が異なっていた
朝礼ネタ3908 2021/01/01 8月夏には祭り、花火、プール、海といった夏ならではのイベントが盛りだくさんです。
夏には夏の楽しみ方があり、その中でも私は風鈴の音が好きです。
チリンチリンと風が吹いた時になる音が心地よいと感じます。
最近はあまり見られなくなった風鈴ですが、風鈴なぜ誕生したのでしょうか。
古来より強い風は災いを運んでくることや悪い神を連れてくるといわれていました。
そんな中きれいな音を奏でる風鈴は邪気除けと考えてられており、風鈴の音が聞こえる範囲は聖域となり邪気が立ち寄らないと考えられていたことに起因しています。
ちなみに中国の唐の時代に、占風鐸(せんふうたく)という占いが行われており、占いの道具として重宝されていたようです。
同じものを使っていても日本では邪気除け、中国では占いと使われ方が異なるところも面白いところだなと思います。
当時はガラスの風鈴ではなく、銅のガラスだったため綺麗な高い音ではなく、鈍く重い音だったそうです。
今のようなガラスの風鈴が作り出されたのは江戸時代からと言われています。
西洋との貿易を行ったことで輸入されたガラスですが、当初はガラスの価値が今よりも高く、ガラスの風鈴は数百万するものもあったといいます。
ただ時がたつにつれガラスの価値が下がり、庶民の家には夏に一つは飾られるような文化ができました。
今の時代はあまり風鈴の音を聞くことがなくなりました。
風鈴の音が聞こえる文化は無くなってほしくないので、今年も我が家は家につるそうと思っています。