人の気持ちは同じ経験をしないとわからない
朝礼ネタ3858 2021/01/01 コミュニケーションビジネス本日も、会社に来られた方と最初にお会いする立場であることを肝に銘じて業務にあたりたいと思っています。
また、相手の方がどのようなことをお尋ねになっているのかを、お話を注意深く聞いて的確なお応えが出来るように努めます。
先日、ある会社に出向いた時に担当してくださった受付の方の対応に感動しました。
その日は、傘をさしていても体がぬれてしまうような雨の日でした。
簡単にぬれてしまった部分をタオルで拭いてから、行かなければならない場所を聞こうと受付へ向かいました。
受付の方はおそらく、そんな私の一部始終を見ていたのでしょう。受付に体を向けると、担当の方が立ち上がって「お足元は大丈夫ですか?このような日にありがとうございます。」と大きな声で笑顔でおっしゃったのです。ぬれていても構いませんよ、お気になさらずにと言ってくださっているようで、安心できる言葉です。
受付が混んではいなかったからできたことではあると思いますが、その対応で私は気持ちが一瞬にしてスッと軽くなりました。
タオルで拭いたといってもぬれているまま会社に訪問することへの罪悪感、よりによってどうしてこんな日に来ることになったのだという落胆、どう考えても気分は良くなかったので、その方の気の利いた言動は、私の状況にぴったりと寄り添ったものだったと思います。
受付の業務は、相手の方が滞りなく行くべき場所へ行けるよう手助けをすることが仕事です。ですから、その方の要望をきちんとくみ取り、わかりやすいご案内を心がけることが何より大切です。
もしできることなら、いらっしゃった方々の気持ちが少しでも上向きに、前向きになるような、なくなっていた元気がちょっとでも復活するようなお声がけをしていきたいと思います。