必ずしも頑丈なものが優れているわけではない
朝礼ネタ3843 2021/01/01 心理・メンタル普段、私たちは何を買うにも使用するにも、壊れにくいもの、割れにくいもの、折れにくいものを求めていると思います。
スマホケースや、シャープペン、コップなど頑丈な方がもちろんいいですよね。
しかし、それが全ての物に適用される考え方ではないのです。
例えば自動車です。最近民間人を巻き込む交通事故が多発していますよね。
実は自動車は、とても変形しやすい素材で作られているのです。
自動車に強い衝撃がきたときに、自動車が変形し衝撃を吸収することで人間に衝撃が伝わりにくくする設計なのです。
また、ヤマアラシにおいてもなのですが、ヤマアラシの針は実は胴体から外れやすくなっているのです。
自分の胴体から外れやすくなることで他の動物を攻撃する際に、相手の身体から針が抜けにくくしているのです。
つまり、ヤマアラシはあえて針を外しやすい身体になることで、自らの身体を守り、生存確率をあげているのです。
身近な例としては電気ポットもです。電気ポットのコンセントは非常に外れやすく設計されています。
仮に、コンセントに足を引っ掛けた際などに、すぐにコンセントが外れ、電気ポットが倒れないように、またコンセント周りがショートしないようそのようなつくりになっているのです。
以上から、必ずしも頑丈なものが優れているのでなく、物によっては取れやすいものほど優秀な物も存在するのです。
ビジネスにおいても、凝り固まった概念が非常蔓延っています。
しかし、一度見直すことで新たな発見が生まれるかもしれません。