安全なことをやるだけでいいのか
朝礼ネタ3812 2021/01/01 心理・メンタル社会・経済株式投資をやっているというと多くの人は、利殖のためだけにそれをやっているように思うかもしれません。確かに株式投資の中にはリスクがほぼなしでもうけることのできるおいしい投資もあります。
それは、株主優待クロスやIPO投資と呼ばれるものです。しかし、これは多くの投資家から見るとお遊びにしか思われません。これらしかやらない個人投資家と言うのは、海で足のつくところだけをうろうろして「海を知った」と自信たっぷりになっている小学生と同じです。
つまり、IPO投資と株主優待クロスとそのようなものなのです。これらの投資はずぶの素人で簡単にできるので、株式投資の初心者向きの雑誌などにはよく特集を組まれ、株主優待クロスブログを毎日更新しているような人が掲載されることもあります。
しかし、このようなことをやっているだけでは大きくもうけることはできません。ですから、投資初心者はこのようなものを入り口にしてもそこからもっと奥へ行かなければならないのです。
このような株主優待クロスやIPO投資だけしていう人というのはリスクなくそれなりの小銭をこずるく稼ぐことに慣れてしまっているので、それ以上のことはできません。つまり、一歩踏み出す勇気がないのです。
私たちは、このような自分の近くのドラゴンクエストで言えばスライムだけを倒して大魔王を倒さないで生涯を終えるような人生を選ぶのでしょうか。それともあえてリスクを承知でスライムしかいないところから凶悪なモンスターがいる荒野に乗り出すのでしょうか。
最近多くの日本人はこのような安全で内向きなことしかやりたがらない傾向があると思います。このままでは、この国はかつての栄光にすがっているどこかの帝国のようになってしまうと思います。