ホウレンソウの報告と連絡の正しい使いかた
朝礼ネタ2543 2021/01/01 コミュニケーション経営会社の各部署に新入社員が配属されると、必ずと言っていいほど上司から教えられるのが「ホウレンソウ」です。
ホウレンソウというのは、誰でも知っているように、報告と連絡と相談のことです。
ところが時々、『相談は分かるのですが、報告と連絡はどう使い分ければ良いんですか』と聞く人がいます。
ただその時に、報告と連絡の違いを明確に答えられる人はあまりいないように思います。
報告と連絡の違いを簡単に言うと、「報告」は上司などから指示されたことに対して、経過や結果をありのまま伝えることです。
一方、「連絡」というのは、知るべき人全員に物事を周知させることです。
報告の言葉の意味は、「告げ知らせる」ことです。
例えば、『今週中に報告してください』だとか、『報告書の作成はまだですか』などと言われます。
連絡の連と絡はどちらも、つながるという意味です。
つまり、連絡は仕事の内容や計画などを必要な人に知らせることです。
例えば、『連絡はどうやって取ろうか』だとか、『誰に連絡すれば良いの』などと使われます。
報告と連絡の根本的な違いは「目的」にあります。
報告の目的は、現在の状況の詳細を知らせることであり、正しい判断ができるデータを正確に伝えることが目的です。
従って、報告の相手は指示者です。
一方、連絡の目的はつながりを保つことであり、情報を共有することです。
従って、連絡の相手は関係者です。
ちなみに、ホウレンソウの相談は、何かしらの問題の解決を目的として、参加者同士で情報を交換したり、意向や意見を確認したりすることです。