毎年文句を言いながら株主優待を取得するわけ
朝礼ネタ2541 2021/01/01 家族・ペット社会・経済株主優待の案内が届くと誰もがちょっとそわそわし、幸せな気持ちになります。
ただ、この株主優待というのが曲者で、株主優待の品がほとんど現金同等のクオーカードやギフトカードならば誰も文句を言ったりしませんが、品物の場合はいっちょ前に不平不満ばかりいう人もいるようです。
しかし、おもしろいことにこのように文句ばかり言うくせに毎年同じように株主優待を取得している人というのは必ずおります。
なぜかれらは、毎回毎回文句は言うにもかかわらず株主優待を取得するのかを考えてみたいと思います。このような人というのは、なにもその株式を保有し続けていて、その銘柄がたまたま株主優待を実施している企業なので、毎年株主優待が家に届いてそれが自分にとって必要ないから困ると言っているのではありません。
そのような文句ばかり言う人というのは現物で株式を持っているのではなく、株主優待を取得するためにわざわざ何日も前から一般信用の空売りまで使って、株主優待を取得している人なのです。なぜ彼らはそこまでして株主優待を欲しがるのでしょうか。
それには訳けがあります。その訳は株主優待クロス取引を行う経費よりも実際に手元に届くものの方が価値があるということを彼らは知っているので、彼らは文句は言うけど、株主優待を毎年取得するのです。
しかも、その株主優待の品物は自分で使わなくともインターネットオークションで売れるということを彼らは知っているので、それをインターネットオークションに出品してお金を稼いでいるのです。