生命保険の保険料の基準となる予定死亡率
朝礼ネタ2519 2021/01/01 営業身近な法則日本人は生命保険に加入する世帯の割合が非常に高く、未婚の20代を除くと全世代で80%を超えています。
生命保険の保険料は各保険会社や男女、年齢で異なります。
ただ、どこの保険会社でも保険料を算出する時は、「予定死亡率」、「予定利率」、「予定事業費率」という3つの予定率を基準にしています。
予定利率は保険料を運用して得られる利益を予定したものです。その予定利益から割引を受けられます。
予定事業費率は保険会社の運営にかかる諸経費の割合のことで、この経費が保険料に含まれます。
そして、予定死亡率というのは、性別や年齢ごとに過去のデータを集約し、死亡する確率を数値化したものです。
保険会社は契約者を予定死亡率に当てはめることで、保険料の算出に利用しています。
従って、高い数値の予定死亡率に該当する人は、当然保険料が高くなります。
なお、予定死亡率は「大数の法則」に則って表されています。
当然、人間はいつ何で死ぬかなど予測できるものではありません。
子どもの時に事故で亡くなることがあれば、働き盛りの時に病気で亡くなることもあります。
天寿を全うする人もいます。
実は、1人1人の死を予測することはできなくても、膨大な数の死を集約すると、そこには規則性が出てきます。
それが、大数の法則です。
例えば、サイコロの目は大数の法則に準じます。
サイコロを振って出てくる目は、1~6のどれが出るか分かりません。
ところが、何百回、何千回と振っていると、1~6まで出る回数が同じような回数になります。
それが大数の法則です。
人間の死も性別や年齢ごとに同じ比率にまとまります。