七五三は不思議な数字
朝礼ネタ2426 2021/01/01 風物詩・季節行事ご存じの通り、七五三参りは子供の健やかな成長を祈る行事です。
それぞれの年齢で、ワンランク上への成長を象徴するものを身に付けるなどします。
地域によってその内容は様々ですが、
例えば関東では、数え年三歳の「髪置きの儀」、数え年五歳の「袴儀」、数え七歳の「帯解きの儀」が行われます。
古来からの生活風習に由来するものなので現代には合わない様ですが、
髪置きの儀とは、頭髪を剃っていた乳児が,幼児になって髪を伸ばすという昔の風習に由来します。
袴儀は大人が着用する袴を使う年齢になった事を、
また帯解きの儀は、ひも付きの子供用着物から幅広の帯を締める成人女性に成長した事を表しています。
赤ちゃんから大人へという子供の成長の中における、それぞれの節目に当たる年齢が七五三なのですね。
ところで数え年の三歳、五歳、七歳といえば、満年齢では二歳、四歳、六歳になります。
これを社会人に当て嵌めて見ると、入社二年目はおおよその仕事の流れや内容の基本を覚え、
指導係の先輩社員にいちいち指示されなくても自分の仕事をこなせる様になり、やっと新入社員の域を脱した時期。
また三年目は指導係の手から完全に離れ、何かしらの担当を任されてその仕事にたいする責任を負う様になる時期です。
そして五年目ともなるとそろそろ中堅社員としてリーダー的な役目も担い、
会社全体の動向を見定めながらその部門の総責任者としての動きが求められる時期です。
そう考えると、七五三は子供達だけのものではなく、不思議な事に大人の世界にも当てはまる節目でもある様です。
この数字は何かが成長する段階を示す、摩訶不思議な普遍的なものなのかもしれません。
いずれにしても、皆さん、子供たちに恥ずかしくない様に、社会人として立派に成長して行きましょう。
社内行事でも七五三参りをやりますか。