補いあうことの意味
朝礼ネタ2345 2021/01/01 故事ことわざ仕事上で補うことや助け合いすること、協力することは重要なことです。
しかしそれは、失敗したり欠けてしまったことを埋めるだけではありません。
中国の方では「比翼の鳥」という言い伝えがあります。羽が片方,目が一個の鳥達が二匹や大勢で集まることによって、
遠くで飛んでいき様々なことができるようになるという架空の鳥のお話です。この鳥は一人でいると餌をとることもその場を飛んでいくこともできず、
死んでしまいます。しかし、複数集まったときには普通の鳥以上に遠くへ飛んでいくこと可能になります。
これは架空のお話ですが、現実にも当てはめることができると私は感じます。
一人でやれることには限りがあります。たとえ一人がとても優秀でもその優秀さを活かしていくことも複数のなかでこそ、最大限やそれ以上に能力を
引きのばしていけることもあります。
ここで勘違いしてはいけないのが、複数人でいることや大人数での決定が必ずしも正しいということではありません。人数が多い方にいるかといって
ふんぞり返ったり威張ったりすることは組織の腐敗に繋がっていきます。また個人の性格も尊重しなくてはいけません。人と接することが苦手な人、
大勢に交わるのが不得手な人、一人で行動する方が気が楽な人。様々な人がいるのを常に考えておかなければなりません。
比翼の鳥のように必ずしも私たちは協力したり複数でいなければならないわけではありません。しかし、複数で協力した方が能力を引き出したり
解決にむかったりより良い結果に向かうこともあります。
様々な考えを持った人がいるということを常に念頭におき物事の判断を行っていくことを意識した仕事を行っていき、心がけるだけでも
人に対する接し方はかわっていけると思います。