相手の話を聞き出す「相づち」の打ち方とは
朝礼ネタ2338 2021/01/01 営業笑顔自己啓発コミュニケーション力、という言葉が一般的になってきました。
仕事であれ、プライベートであれ、相手との会話が円滑に進められることは大きな強みですよね。
会話自分が話すとき、相手の話を聞くとき、どちらの立場であっても、一方通行ではコミュニケーションは成り立ちません。
会話はキャッチボールだ、ということも、よく言われる話です。
でも、自分が話を聞いているときは、ただ黙っていればいいというわけではありません。
言葉に出さなくても、大事なことがあると思います。それは、「相づち」の打ち方です。
先日、とても上手な相づちの打ち方をしている人を間近で見る機会があり、自分も見習いたいと思う出来事がありました。
その人は、相手の話を聞くとき、「はい」の一辺倒ではないのです。「なるほど」「と、おっしゃいますと?」など、そ
の時々でバリエーションを変えて、相手が話しやすいように相づちを返す。
無言で頷くときもあれば、声を出すときもあるし、相手の目をじっと見るときもあれば、下に目を落としてメモをとることもある。
その緩急の付け方には感心させられました。そして、見ていくうちに、単に相づちにバリエーションがあるだけじゃなく、
相手の話にきちんと対応しているからだ、ということがわかってきました。
つまり、相手が「ここぞ」という大切な話や「これを聞いて欲しい」と思っているときには、
「なるほど」「初めて聞きました」などと言ったり、大きく頷いたりする。
また、相手がちょっと込み入った話をしているときは、簡単に頷くのではなく、
「うーん」と一緒に考えたり、目をじっと見つめて話の意図を探ろうという姿勢を見せる。
このように、相手が話そうとしていることに、きちんと興味・感心を向け、それに合った相づちを打っているからこそ、
相手に誠実さが伝わり、その結果として、相手もきちんと話をしてくれたのだとわかったのです。
気持ちのよいコミュニケーションを成功させるための上手な「相づち」の打ち方。
それは、単に「形」だけを真似すればいいのではなく、
「相手の気持ちを聞き、相手の話に興味をもって、深く理解しようとする姿勢」そのものを学ぶべきだ、と感じた出来事でした。