逆境の中にこそチャンスがある。

  • 追加
  • 天下統一を果たした豊臣秀吉は、一説には貧しい農民の出自であったと言われています。
    いずれにせよ最下層の境遇がら一代で日本の最高位にまで上り詰めた不世出の人物であり、天才に類する事は間違いありません。

    特に秀吉の天才的な能力の一つに「人たらし」があります。人の心をつかみ取って自身の味方にしてしまう、人心掌握術です。
    織田信長に下僕として仕え、この人たらしで信長の心を捕らえた秀吉は、与えられた仕事を命懸けで完遂し重臣の地位へ駆け上がって行きます。

    しかし所謂成り上がり者として、事ある毎に柴田勝家など譜代の家臣からは軽蔑と嫉妬の目で睨まれる辛い立場でもありました。
    この種類の軽蔑と嫉妬を、実は秀吉は若い頃から常に経験して来たのです。
    最初に奉公に入った武家でも、その才覚で見事に仕事をこなす彼は、出る杭は打たれるの例え通りに同僚先輩から妬まれてこの家に居られなくなっています。

    非凡であるが故に、彼は行く先々で同様の辛さを再三味わったと想像できます。
    そんな理不尽な環境の中、秀吉が身に付けて行った技が「人たらし」だったのではないでしょうか。
    対立や怒りではなく、委縮や媚びでもなく、相手の心を掴んでその懐に入り込む事で自分を守ったのだと考えられます。

    そしてさらにその技術を高め、最終的に自身の内に相手を取り込んで、自分の有利に物事が運ぶ様に利用するという、高度な人心掌握の技に昇華させていったのではないでしょうか。
    この技で秀吉は、竹中半兵衛、黒田官兵衛という最高の軍師を得、数々の戦で敵を篭絡して大きな成果をものにしていきました。

    勿論、天才的なその素養は元々あったのでしょうが、若い頃からの逆境があったからこそ、そしてその境遇に負けまいとする努力が、秀吉をして人たらしの名人たらしめたにに違いありません。

    今の逆境を恨むんでただ愚痴るだけでは何も生まれません。
    逆境の中でどう生きて行くのかを真剣に考え懸命に工夫する事で、逆に大きなチャンスが得られるのだと思います。




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