カニ道楽の看板、動きに違いが有ることにお気づきでしたか
朝礼ネタ2063 2021/01/01 地域情報社会・経済経営とれとれピチピチかに料理でおなじみの、かに道楽というお店には、道頓堀などを代表する、有名な大きなカニが動く看板が知られているかと思いますが、その大きなカニの看板にも微妙な違いがあることをご存知ですか。
たとえば、路面店など大通りに面しているところに店舗を構えている場所であれば、カニの足とハサミの動きが縦方向に動くようになっており、狭い通りであったり、少し路地や入り組んだ立地に軒を構える店舗であれば、カニの足とハサミは横方向に動くというのです。
これには至極もっともな理由があり、誰もが店舗の前で立ち止まってじっくりと見るようなお店の看板は縦に動かすことによってよりカニの躍動感を演出するようにした仕組みになっており、逆に近くで立ち止まって見るようなことができない店舗のカニについては、遠目ででも動いていることがわかりやすいように、より横方向に動かすことによって、看板の存在感を演出しているとのことでした。
私が、かに道楽の看板から学んだことは、小さな違いではあるものの、こういった創意工夫というのは、消費者であるお客様の立場に立っていなければ、決して思いつくようなアイデアではないと思います。だからこそ、お客様の目線で経営をするということは、非常に意味のあることだということでした。
内部の人間の視点ではなく、もっと外側から自らの会社のサービスをあらためて見てみることにより、新しいビジネスアイデアにつなげることができるようなこともあるのではないかと思います。