年長児のように本気で豆まきしよう
朝礼ネタ197 2021/01/01 2月風物詩・季節行事二月と言えば節分ですね。誰でも子供の頃は、幼稚園、保育園などで豆まきをした事でしょう。知人の娘さんが通っていた幼稚園は、今はやりの、と言うよりは昭和を感じさせるような昔ながらの幼稚園だったそうです理事長先生がお父様、その息子さんが園長先生、お嫁さんも先生と言う幼稚園で、少人数のとってもアットホームな幼稚園だったと伺っています。
そのアットホームな暖かい幼稚園を恐怖に突き落とすような日があり、それが何を隠そう節分だそうです。節分のその日の午前中、園児達は先生方と豆まきを楽しんで、お豆を食べて楽しく過ごす。ところが、年長児達はお昼を過ぎた頃からそわそわ、きょろきょろと落ち着きなくなってくる、何故なら、毎年、お弁当を食べた後に鬼が園庭に来る事を知っているから。
毎年、毎年、年長さん達が豆をまいて追い払っているのにもかかわらず、奴は毎年やってくる。年少の時も、年中も、来た。そして、年長になった子供たちは、今年は自分たちが年少児達を鬼から守らなければならない。園舎に入れては決してならない・・・緊張もマックス、で、結構リアルに変身した園長先生鬼、何故か園内放送とともに登場。そして、年長教室に用意してあったお豆を持って、年長児達は一斉にまずは園庭めがけて、そして、多数の豆をうけて、鬼が弱ったところで一気に園庭へ。そして、鬼は園舎に入ること無く園の外へ逃げていく、そうです。
年少児は先生の周りで、恐怖におびえながら、もしくは泣きながらその攻防を見守るそうです。
園長先生は毎年大変だけれども、鬼を追い出し、年下の年少児達を追い払った年長児たちの顔はそれはもう、輝いているそうです。
今年も、年長児たちが大事な園と年少児、先生達を守ってくれました。悪い鬼はもう、いません。あの鬼が悪い物も全部一緒に持って逃げていきました。安心して1年を送れますね、で終わるそうです。
大人になって、豆まきなんて、お子さんがいない限りやる事もないかもしれませんね。でも、今年は、悪い鬼を追い払うべく、年長児のように本気で豆まき、してみませんか。