読み聞かせというツール
朝礼ネタ1952 2021/01/01 コミュニケーション家族・ペット教育絵本の読み聞かせは子育てをしている人、また子供に接する機会が多い人は経験しているのではと思います。
その絵本の読み聞かせですが、幼児期の人格形成に大きな役割を担っていると言われおり、今や、産まれて間もない新生児や胎児に読み聞かせをすることも有効なのだとか。
フレデリック大王の実験をご存知でしょうか。
触れ合いをせずに赤ちゃんを育てるという実験が、修道院でなされたのです。
赤ちゃんが修道士を見ても、目を合わせない。
笑いかけても、笑い返さない。
結果は、実験が終わる前に赤ちゃんが死亡してしまったそうです。
子供にせがまれて絵本を読むとき、私たちはいつもではしないような、オーバーアクションであったり、声に抑揚をつけてみたり、絵本の中の登場人物になってみたりして、子供が楽しんでくれるよう読んでいませんか。
それは、直接的なスキンシップはありませんが、子供たちとの触れ合いになっていると思います。
自分の声色で驚いたり笑ったり、その子供を見て読み聞かせている大人もまた笑顔になったり、わざと怖い顔になってみたりというコミュニケーションが生まれます。
大人になってからも、是非、機会があれば読み聞かせてもらって下さい。
小学校や幼稚園の行事で、何度か絵本の朗読をしてもらったことがあるのですが、大人でもやはり楽しいのです。
安心して感情移入ができるというか、心地よいのです。
そして普段では見落としがちなことや、忘れていたことなどを「あ、そうだった」と思い出させてくれるのです。
身近に子供がいない人は、なかなか絵本に触れる機会もないかもしれません。
もし本を手に取る機会がありましたら、ついでにパッケージで選んでもタイトルで選んでもなんでもいいので、一冊手に取って読んでみてください。
きっと初心に返れると思います。
何が大事なことなのかを見極める力を、過去にも未来にも必要とされる場面は沢山あります。
シンプルにそして、初心に返る、大事なことではないかと思います。
その一つのツールとして、またコミュニケーションのツールとしても、絵本の読み聞かせを活用していくのも手だなと思っています。