幸運の女神はハゲている
朝礼ネタ1787 2021/01/01 故事ことわざ営業自己啓発seize the fortune by the forelock.
この英語の慣用句は、直訳すると「幸運の前髪をつかめ」という意味になります。
これは、ギリシャ神話の幸運の女神は髪の毛が前髪しかないと言い伝えられてきたことに由来しています。
転じて、英語圏では「チャンスが来たら逃さずつかみ取れ」という意味で用いられます。
更にこの言葉には、チャンスはめったに転がってこないという意味も含まれています。
だからこそ、チャンスが来たら絶対に逃してはならないのです。
では、この慣用句を普段の仕事に当てはめて考えてみましょう。
この世界には、数多くの企業、数多くの商品があります。
その中から、自社についてお客様が興味を持っていただけること自体が、めったにない確率のチャンスなのです。
興味を持っていただけたなら、今売れなくてもどうせ後から売れるだろうと考えるかもしれません。
しかし、企業同士の競争は激しく常に市場には商品が供給されています。
お客様はいつまでも待ってはくれません。
今この瞬間のチャンスを逃してしまうと、そのお客様を他社に永久に取られてしまうかもしれません。
チャンスを逃したものは、女神のはげあがった後頭部を見送りながら、苦い後悔を噛みしめることになるのです。
チャンスとは、めったに訪れないことを自覚しなければなりません。
そして、チャンスが訪れたら絶対に掴んでその手を離してはしないという覚悟を持つことが大切です。
そのことを決して忘れず、チャンスをつかむ準備を怠らずに過ごしていきたいと思います。