自分の本気が相手の気持ちを動かします
朝礼ネタ1776 2021/01/01 コミュニケーション身近な法則先日、某放送局の大河ドラマのメーキング特集を興味深く見ました。
主役の若手俳優とドラマ中で中心となる脇役の有名なベテラン俳優との撮影中の遣り取りを中心に、演技に関する心構えや役作りなどに関して、実際に放映された場面を絡めて紹介がありました。
先ず、感じたのは俳優たちの仕事に対する真摯な姿勢でした。さすがにあれだけの一流俳優になると本気度が違います。いや、本気で仕事に取り組んできたからこそ俳優としての今の地位に上って来たのでしょう。
俳優の仕事で、本気とはどういう事かというと、演ずる役をどう理解して如何にその役に成り切るかという事の様です。
そして撮影する場面によって役の人物がどの様に感じ、考え、どう行動するかを導き出します。そしてベテラン俳優になると撮影時にシナリオに無いセリフや演技、所謂アドリブが飛び出しますが、これは鳴り切った人物を演じる際、白熱した気持ちの奥底から沸き上がったものなのです。
そうすると相手役である俳優もその熱さに知らぬうちに気持ちが反応して素晴らしい演技が引き出され、結果上質な映像が撮れるという訳です。
つまり本気が本気を誘発する事で優れた結果を得られるのです。これが自分の気持ちが相手に伝わるという事なのでしょう。
本気ではない単なる演技や口先には熱さはありません。熱がない元からはどうやっても他に熱は伝わり様がありせん。物理的には至極単純であり当たり前の事なのですが、人の気持ちにもこの法則は当てはまる様です。
自分が本気になって初めて相手にその本気が伝わって相手の気持ちを動かすのです。当然のこの摂理を改めて考えさせられた番組でした。