童話「うさぎとカメ」の本当の意味
朝礼ネタ1720 2021/01/01 身近な法則「うさぎとカメ」という有名な童話があります。
足の遅いカメが一生懸命コツコツと走ったことで、足の速いうさぎに勝つことができたお話です。
このお話は、カメの努力が美談となっていますが、本当の意味はもっと深い所にあります。
それは、なぜうさぎが負けてしまったのか?ということに焦点を当てると見えてきます。
もう一度、童話の内容に目を向けていきます。
うさぎは終始、足の遅いカメのことをバカにしています。カメはそれでもうさぎとかけっこをすることを決めます。
はたから見ると明らかに負け戦ともいえます。
うさぎはかけっこが始まってからも、カメの動向を常に気にしています。
そして一生懸命に走っても、自分に追いつきそうもないカメの様子を見て、うたた寝をしてしまったのです。
目が覚めた頃にはカメはゴールテープを切っていました。
2人の明暗が別れた原因はどこにあったのでしょうか。
それは、うさぎは常にカメを見ていて、カメはゴールだけを見ながら走っていたからです。
もしも、うさぎがゴールを見ながら走っていたら結果は違ったものになっていたのかもしれません。
以上のように「うさぎとカメ」の童話には、仕事をする上での大切なことが描かれていると思います。
人はつい、周りの人と比べて「仕事ができる」と思ったり、「あいつよりできないなんて悔しい」と思ってしまいがちです。
しかし仕事のゴールは周りと比較する中にあるわけではありません。
ゴールに向かって、自分が持てる最大限のスペックで挑み続けることが重要だと改めて思いました。