ティラノサウルスの復元図
朝礼ネタ1629 2021/01/01 趣味ティラノサウルスは白亜紀に生息していた大型肉食恐竜です。
『ジュラシック・パーク』などでもお馴染みですし、恐らく肉食恐竜の中では最も有名な種類だと思います。
当然のことながら現在生きているティラノサウルスはこの世に存在しません。
我々が目にすることのできるティラノサウルスの絵や模型などは、化石から想像して作られたものです。
ティラノサウルスの「復元図」は、恐竜の研究が進むと共に変遷を重ねてきました。
昔の恐竜図鑑などを見ると、尻尾を地面につけ、直立しているティラノサウルスのイラストを見ることができます。つまりゴジラのような怪獣に近い姿です。
むしろ、直立型の肉食恐竜像をモチーフにゴジラのような怪獣が作られたと言った方が正しいでしょう。
その後、ティラノサウルスは尻尾は地面につけず、体を水平に伸ばしていたのではないかと考えられるようになりました。
『ジュラシック・パーク』ではそのような姿で描写されていましたね。
また、更にその後は実は羽毛が生えていたのではないかという説も出てきました。
ちなみに、東映のスーパー戦隊シリーズにはジュウレンジャー、アバレンジャー、キョウリュウジャーと恐竜をモチーフにした戦隊が3作品あるのですが、それぞれに登場するティラノサウルスのキャラクターデザインを見ると、見事に各時代の説が反映されていて面白いです。
恐竜研究は今後も続くでしょうし、ティラノサウルスに関する新説も出てくるかもしれません。
ひょっとしたら、数十年後のティラノサウルスの復元図は、我々が知るものとは異なる姿になっているかもしれませんね。
将来的にそれこそ『ジュラシック・パーク』のように本物の恐竜を再生できるようになったとしたら、どの説が正しかったかの「答え合わせ」ができるかもしれません。
本当にそんな日が来たら面白いですね。