対人関係の三十六計

  • 追加
  • 古代中国の兵法書である「兵法三十六系」には現在の人間関係にも応用可能な対人スキルが記されています。

    今回はその中から「指桑罵槐(しばそうかい)」を紹介したいと思います。

    「指桑罵槐」の書き下し文は「桑を指して槐(えんじゅ)を罵(ののし)る」、つまり、本来注意したい人(以下Aさん)と別の人(以下Bさん)を注意する事により、それを聞いたAさんに己の欠点を自覚、改善させることを指します。

    「指桑罵槐」は特に上の者から、下のものに行うことにより効果を発揮します。

    通常、人間は他者からの注意を好みません。

    自分の行動や人格を否定されることが不愉快なのは当然の事、それが反論困難な上位の人間からなら尚更です。

    Aさんへの忠告を本人に聞こえる形でBさんへ伝えるという方法は、Aさんのプライドを傷つけない上に、Aさん自らが、自分の欠点を認識する事になる為、Aさんに直接指導するよりも、欠点が改善される可能性が高まります。

    ただし、「指桑罵槐」が有効に働くためには、Aさんの人格がある程度成熟し、感性が育まれている必要があり、Aさんがそれに満たない、あるいは極度に鈍感な場合、単に「Bさんが怒られている」と受け止めてしまうため、効果がありません。

    この策を使用する際には、それがAさんにとって有効かどうかを十分に考慮してください。

    またAさんのために怒られ役を担う事になるBさんには、あらかじめそれについて十分に説明しておき、了解を得ておき、その後のケアも怠らないようにして下さい。




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