「すみません」ではなく「ありがとう」
朝礼ネタ137 2021/01/01 コミュニケーション挨拶時々、「すみません」を頻繁に使う人を見かけます。
もちろん悪いことではありませんし、日常生活には欠かせない言葉の一つです。
時には「すみません」の一言があったおかげで、大きなトラブルを回避できたということもあるでしょう。
ただ、必要ではない場面での多用は、相手に不快感を与えかねませんし、何より自分自身のために良くないと思います。
仕事をしていると、様々なシチュエーションに遭遇します。
お願い事をする時もあるでしょう。
例えば、自分が仕事を多く抱えていて困っている時や、分からないことがあって同僚に質問したい時などです。
そんな時、まず「お忙しいところすみません」と言うことは、礼儀として正しいと言えます。
ただ、お願いを受けてもらった後の「すみません」は、できれば、「ありがとうございます」にしたいものです。
せっかく引き受けてくれたのですから、お礼の言葉を言うことを心掛けましょう。
お礼を「すみません」にしてしまうと、自分としても悪いことをしてしまったという気持ちがどうしても残ってしまいます。
依頼された側も、謝られるよりは、お礼の言葉を言われた方が気持ちが良いと思うのです。
日本人は日常会話で「ありがとう=すみません」になっていることが多いような気がします。
なかには、「すみません、すみません」と必要以上に連呼している人もいます。
そこに感謝の気持ちは含まれているはずなので、それが悪いとは言いませんが、少しもったいないと思います。
自分の心も、相手の心も、気持ち良いものにした方が、仕事もうまく回っていくはずです。
今日から、いや、今からでも早速「ありがとう」を言う習慣をつけしましょう。