雪は冬以外にもできている
朝礼ネタ1341 2021/01/01 12月12月といえば、季節ももうすっかり冬ですね。これからあと数ヵ月は寒い日が続くことでしょう。
ところで皆さん、冬といえば『雪』を思い浮かべませんか。ここで1つ、『雪』についてお話したいと思います。
そもそも雪は、冬にだけできているのではありません。雨が降っている日は、実は雪もできていると言えるのです。
皆さんが何気なく嫌だなと感じてしまう雨は、元を辿ると雪だったのです。
ここで少しだけ雲の話をしますが、雲の中の気温はかなり低く、一概には言えませんが、地上よりは20度以上低い場合もあります。
更に雲の中には、水の粒ができる場合と、氷の粒ができる場合があります。このまま水の粒が落ちてしまうと、それが雨になるのは想像しやすいと思います。もちろん氷の粒が落ちると、それが雪になるのも想像しやすいと思います。
ですが仮に地上の温度が30度近い場合、その氷の粒はどうなるでしょうか。果たして雪のままでいられるでしょうか。
もしも地上の温度が高い場合、雲から落ちてきた氷の粒は、地上付近に着く前には溶けてしまいます。するとその溶けた氷の粒は、何になると思いますか。氷が解けると水になりますよね。
つまり雲から落ちてきた氷の粒、つまり雪が解けると、雨になるのです。反対に地上の温度が低い場合は、氷の粒は溶けずにそのまま雪として、地上に降ってきます。
冬にしかできないと思っていた雪が、厳密にいうと雨が降っている限り、冬以外でも発生しているというのは、なかなか面白いと感じさせられます。自然とは不思議なものですね。