部分最適と全体最適。無駄なく効率的に仕事をしよう
朝礼ネタ1250 2021/01/01 効率化経営今日はSCMについてお話ししたく思います。
SCMとは焼き入れ用鉄鋼材のクロムモリブデン鋼のことではありません。
サプライチエンマネージメントという英語の頭文字をとった言葉で世界的に使われている経営戦略的な言葉です。
言葉的にはちょっと難しいようですがそんなことはありません。
なるほどと得心する言葉です。
全体最適化という意味です。
私たちの工程の一部で時々せっかく機械に加工器具を取り付けたのだから、取り外しをする手間を考えた場合に、一回のの段取りでできるだけ多量の品物を作る方が単価が安く最良でしょうと言われることがありますね。
果たしてそうでしょうか。
必要なものを必要な時に必要なだけ作ることが良しとした場合、余分なものを作っていると思いませんか。
その不必要なものを作るために消費された材料、時間、保管スペース、それらに掛かる費用、エネルギー、これらは無駄ですね。
余分な時間がかかったことでスケジュールに遅延をきたすことになりお客様に迷惑をかけることになりませんか。
このやり方を部分最適といい、自部署だけがいいと考える独善的な考えなのです。
全体の最適を考えた時、これら材料、時間、保管スペース、費用等無駄を排除しなくてはなりません。
もう少し突っ込みますと自分の会社だけでなく、系列、例えば子会社、グループ会社、取引会社までをも巻き込んでの、各々の会社がいいと思えるところをまとめて組織だたせたものを全体最適といい、この全体最適化の考え方を使って無駄をなくし効率的に仕事を進め、合理的で利益が出る管理を実施していくというものです。
部分最適の考えを全体最適の考えに切り替えて今日一日いい仕事をお願いいたします。