叱るときは「カリテキタネコ」で
朝礼ネタ1156 2021/01/01 教育「カリテキタネコ」という言葉はご存知でしょうか。
これは、部下を叱るときのポイントの頭文字をまとめた言葉です。
カ:感情的にならない
リ:理由を話す
テ:手短に
キ:キャラクター(人格、性格)にふれない
タ:他人と比べない
ネ:根に持たない
コ:個別にしかる
阿川佐和子さんが書いた本「叱られる力 聞く力2」で紹介された言葉です。
これを聞いて、私は子どものころのことを思い出しました。
母親に叱られるときは、大体ヒステリックになってワーワー騒がれました。
叱られた内容よりも、母親の恐ろしい形相に驚いてただただ泣きじゃくっていたのを30歳になった今でも覚えています。
そこに、「アンタは〇〇なんだから!」と人格を否定されたような事を言われたり
「〇〇ちゃんは、あんなにできるのに!」と友達と比較され子どもながらプライドはズタズタです。
自分がしたことに対して「今度から気を付けよう」というよりも「自分はダメなんだ」というネガティブな気持ちばかりが残るんですよね。それで果たしていいのでしょうか。
その後は「親の言うことを聞いて」悪いことをしないようにしますが
「なぜダメなのか?」と考えさせる機会を奪っているとも言えるのでないでしょうか。
「良くわからないけど、お母さんが怒るからやめておこう」となるのです。
幼いうちはしかたないのかもしれませんが。
うちの母親も、今ではそういったしつけをしたことは後悔しているようです。
そして私も母親になった今、「カリテキタネコ」を心にとどめて子どもと向き合いたいと思います。