「人間の価値」とは何でしょう。

かの有名なアルベルト・アインシュタインは「人間の価値」について、「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」と述べています。

有名な学校を卒業している。

お金を沢山持っている。

沢山の人から好かれたい。

たくさんの「いいね！」がほしい。

地位・富・名声がほしい！

このように思うのは自分の価値が高いと周囲に思われたいからです。

「得るもの」を意識していることになります。

では、相手に与えられるものとはなんでしょう。

私には人に与えられるだけの発想も知識も財産も技術もない？

そんなことはありません。

誰にでもできる簡単なギフトがあります。

それはポジティブ思考からの行動です。

例えば憂鬱な月曜日の朝、人と顔を合わせたときに、ニコッと笑って元気よく「おはようございます！今日もよろしくお願いします！」と挨拶をする。

これだけで相手にもその空気は伝わり、相手の気持ちを高揚させ今日一日一緒に頑張ろうという活力を「与える」ことができます。

笑顔を作り、明るいトーンの声で受け答えをする。

周りをよく見て、困ってそうな人に「なにか役に立てることがありますか？」と声をかける。

自分の何かを削ったり、自分を犠牲にして相手に与える必要はありません。

寄付やボランティアももちろん素晴らしい活動ですが、そのような物理的なことではなくても「この人といると和むな」「あの人はいつも元気で一緒にいて楽しい」などコミュニケーション上でよい印象を感じてもらえることも「与える」ことになるのではないでしょうか。

「与える」ことが自分の価値に繋がるかどうか、自分には何ができるのか考えながら実践してみたいと思います。