マニュアルどうりにはいかない人の仕事

  • 追加
  • 製造工場にはマニュアルというものがあります。誰がやっても同じ仕事が出来るという手順です。一連の流れ作業などには必要不可欠なものです。マニュアルが無ければこんなことが起こります。例えば片手で数を数えるのと両手で数を数えるのでは作業効率が2倍違います。

    このマニュアルを量販店に持ち込んだ社長がいました。接客の言葉や、御辞儀の仕方とか、お客様との対応の方法などはマニュアルがあれば新人でもわかり出来ます。しかし販売や店の製造には使えませんでした。販売は曜日や天気、催事などによって売れ数や売れるものが変わります。そして陳列方法によっても売れ数や売上げが変わります。また販売担当者の応対や人気度によってもかわります。そして店の製造は販売と連結しています。お客さんが多く来る時間帯の前に多く製造し陳列しておかないと売れません。製造マニュアルは必要でも、時間帯製造数までマニュアルにしてしまったので失敗でした。つまり、売れ数の曜日別時間帯別データを元に、陳列から製造までを時間帯にまで絞ってマニュアル化したためでした。

    これによって担当者の裁量は奪われ、売れない店は更に悪化し、売れる店は売上げダウンに繋がりました。量販店では10個商品を売ろうと思えば12個以上陳列しないと10個売れません。売れ数製造と言うのは10個売れるから10個しか作らないという発想です。結果10個の売れ数が8個7個と落ちました。半年ほどやって販売に関するマニュアルは撤廃されました。

    この事例を見て感じたことは、マニュアルがいいか悪いかではなくて、マニュアルを始めたこと、辞めたことを決断した社長です。始めることは簡単ですが辞めるとこは勇気がいります。

    まして社長なら、社員にそれ見たことかと言われるでしょう。それをものともせず失敗を認めたことは立派です。

    自分も失敗を恐れずチャンレンジし、失敗したら認める人間になりたいと思います。

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