朝礼ネタ朝礼ネタ 3分間スピーチの例文集

 

許すって難しいけど、やったらスッキリ

  朝礼ネタ960  2021/01/01  コミュニケーション

私も含めてなんですけれど、人間どうしても許せない事があると思います。

ささいな事でかちんと来て、それで終わればいいんですけれど、何だかいつまでも根に持ってしまって許せない許せない、って、例えば上司だったり部下だったり、女性の方だったらお姑さんだったり。
仕事絡みで、どうにも怒りの持って行きようもない相手だったり、そんな相手が誰にでもいるのではないでしょうか。

先日、大変ユニークな考え方をする方とそんな話をする機会があって、
勿論、自分があの人が許せない、ここが許せないなんて話をしたわけじゃなかったんですけれど
私の中に、そういう不満が溜まっていた感じを察して下さったのか、許す、という事について話して下さいました。

そうしたら、「あのね、許すっていうのは、相手の言動を肯定する事じゃないんだよ」と言われました。
最初、良く分からなかったんですけれど、つまり、許した事で相手が言った事やした事を正当化するわけではない、という事なんだそうです。
相手がした事が正しいわけじゃないし、相手の状況を考えて、仕方がないとか、無理もない、って思う事は許しじゃないしそんな事しなくてもいい、って。

じゃあ、どういう事が許しなんですかと聞きましたら、「あなた自身がその問題に囚われずに自由になる事が許しなんです」と言われました。

そして、相手の言動は相手の問題なんだから、それをあなたが正当化してあげる必要はないんですよ、と。
なんだかびっくりしたというか、とても新鮮な考え方でした。
許す事に、相手を肯定する必要はないと言うこと、ただ、自分がその雑念から離れられる事で十分許しているんだと言われてとても気が楽になったような気がします。

思えば、トラブルがあったり、相手を憎んだり恨んだりした時、いつも必死になっていやあの人にもいい所があるんだから、とか、しょうがないよなあ、こう、こう、だもんなあ、って考えれば考えるほど元々の問題が忘れられなくなっていました。

自分が許せない出来事から自由になって、その思いを手放す事によって、随分生き方が楽になる事があるかと思います。
今日も、今週も、今月も、そんな事はあるかもしれません。
けれど、許せない、と思った時、許すという事は相手の言動を正当化する事ではないと、ちょっと肩の力を抜いて考えてみて下さい。
肩の力を抜いて、笑顔で今日一日を過ごせますように。
今日も一日、お疲れ様です。

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