千歳飴に込められた意味や思いとは
朝礼ネタ831 2021/01/01 11月故事ことわざ風物詩・季節行事
今月は七五三があります。
11月15日前後に行う方が多いと思いますが、神社の混み具合を考えて早めにしたり、11月の後半にゆったりと時間をかけてお参りするほうが良いようです。
最近ではプロのカメラマンに頼んで、神社で七五三出張撮影をする方も多いそうです。
七五三といえば千歳飴ですが、千歳飴は、「親が子供に長寿の願い」をかけるという意味を持っています。
細く長くそして色も縁起の良い紅白の形状になっています。
江戸時代は子供の生存率が今より低かったので、「無事に育って長生きをして欲しい」といった願いが、強かったのかもしれません。
現代と違って甘い物が貴重品だった江戸時代は、子供だけでなく大人にも飴は嬉しい贈りものだったそうです。
七五三は五代将軍 綱吉が子供の長寿を祈って始めたという説があります。
このころは紅白2本で売られていたようですが、最近は年の数だけ袋に入っているところが多いようです。
七・五・三は奇数です。紅白の割合は白が1本多く入っているそうです。
千歳飴は、七五三のお宮参りのお土産の縁起物として使われるだけでなく、お祝いのお返しとしても送られています。
千歳飴のサイズは、直径15mm位、長さ1m以内と決まっているそうです。
千歳飴の袋のデザインには、鶴、亀、松竹梅が描かれ、寿の文字が書かれています。
鶴と亀は「鶴は千年亀は万年」といわれているように「長生き」を示しています。
松竹梅に関しては、松と竹が冬でも緑を保つことや、梅が冬を耐えて真っ先に花を咲かせることから、「健康や力強さ」を示しています。
千歳飴に込められている思いや袋に描かれているデザインの意味ついて、お子様に伝えてあげてみてはいかがでしょうか。