電話応対に慣れてもらうために
朝礼ネタ6119 2025/06/11 コミュニケーションマナー最近、社内で「若手が電話を取らない」と感じている方もいるかもしれません。
ただ、少し思い返してみると、自分が新人だった頃も、電話応対はとても緊張した記憶があります。
誰からかかってくるのか分からない、失礼があったらどうしよう、と不安になるのも無理はありません。
特に今の若い世代は、プライベートであまり電話を使わずに育ってきていることもあり、電話そのものへの心理的ハードルが高いのだと思います。
そこで、育てる側としては、「ちゃんと出なさい」と一方的に言うのではなく、まずは“安心して失敗できる環境”をつくってあげることが大切だと感じています。
たとえば、電話を取ったあとに「それでOKだよ」と声をかけたり、「困ったらすぐ代わるからね」と伝えておくことで、若手の不安はかなり和らぎます。
また、メモの取り方や受け答えの例を事前に共有しておくだけでも、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
実際、少しずつ電話に慣れていくと、声のトーンや言葉遣いにも自信が出てきて、仕事全体の対応力にも良い影響が出てくることが多いです。
電話応対は、たった数十秒のことかもしれませんが、「会社の顔」としての大切な場面です。
だからこそ、焦らせず、責めず、育てる。
それが結果的に、チーム全体の信頼感やスムーズな連携にもつながっていくと思っています。
今後も、若手が安心して電話応対にチャレンジできるよう、私たちも日々の中で声かけやフォローを意識していきたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。