ビジネスシーンにおいて「計算」は重要ですが、それ一辺倒では危うい
朝礼ネタ6093 2025/04/17 ビジネス経営ビジネスシーンにおいて、「計算をする」作業はかなり重要です。
個人の経験や直感なども頼りになりますが、それだけで毎回決めていては、どこか判断を間違えてしまうでしょう。決める前に頭の中でシミュレーションを行い、どのような結果が生まれるか計算してから、最終的な決断に至った方が賢明です。特に現代社会のように混沌とした環境下では、ちょっとしたミスが思わぬ「炎上」に繋がりかねません。昔だったらOKだった即断即決も、今では逆にじっくりと時間をかけて入念に決めていった方が良いかもしれません。
とはいえ、ビジネスシーンの計算作業にも落とし穴があります。そもそも計算はあくまでデータ上のシミュレーションに過ぎないわけです。シミュレーションに使う数値やデータがそもそも現実のものとズレていたら、いくら正しく計算式を組み立てても、最終的な答えはリアルのものとズレてしまいます。計算結果に違和感を覚えた時は、そもそも入力した元のデータのクオリティや数値の内容が適切だったのか、スピーディに検証をしなければなりません。
また理論的には正しい場合でも、肝心のリソースが社内にあるか、その視点も大事です。
あくまで計算上、合理的な戦略が見つかったとしても、たとえばその戦略を実際に企画するための人的リソースや経済的な余裕が果たして残されているのか、厳しく検証しなければなりません。
PC上の計算だけではなく、リアルの状況が具体的にどうなっているのか、計算一辺倒ではなく常に「観察と検証」を進める事が肝心です。