色々な経験を積むと「雨に濡れて露おそろしからず」になる
朝礼ネタ6051 2025/02/18 故事ことわざ名言・格言雨の降っている日は気分的にうっとうしいものです。そんな嫌な雨の日に関わることわざに、「雨に濡れて露おそろしからず」というものがあります。
例えば、外出している途中で雨が降ってきた際に傘がないと、洋服がずぶぬれになってしまいます。
そんなずぶぬれの時に、たまたま家の屋根から雨露が落ちてきて体に当たったとしても、今更どうということはありません。
つまり、「雨に濡れて露おそろしからず」ということわざの意味は、いったん雨に濡れてしまえば、露で濡れることなど何も怖くないということです。
そして、このことわざには一度災難や困難を経験して乗り越えると、その後多少の困難に面しても恐れずに克服できるようになるという意味が込められています。
実は、会社における仕事にもこのことわざが当てはまります。
仕事をしていると、初めての得意先に訪問することや、取引先から新しい企画を持ち込まれる、上司から経験の無い仕事を任される時などがあります。
そんな場合は誰しも不安や恐れを抱くものです。
しかしながら、このような困難や苦労を乗り越えると、新しい知識や技術が身に付きます。すると、次に新たな仕事の壁にぶつかった時に、嫌だと思う気持ちが薄れています。
過去の経験が生き、自分で対処方法を見い出したり、スムーズな対応ができたりします。
自分のため、また会社のためにもなるので、自分の前に壁が立ちはだかった際は、逃げずに打開することが非常に重要と言えます。
それが、自分の成長へと導いてくれます。