新たな仕事へチャレンジする勇気と謙虚さと素直さが自分を育む
朝礼ネタ6045 2025/02/10 ビジネス以前に勤めていた業界に入社前でのグループ面接の話です。
業界については個人情報の観点から詳細は伏せますが、デジタル系のより高度なスキルが求められる業界。
その時期私は新卒で入った会社に3年勤務し転職を考えた頃でした。
グループ面接を受けた会社は、そのころ、たまたま転職系の雑誌で見つけた求人だったのですが、学生時代に希望したにも関わらず就業できなかった憧れの業界でした。
ただし応募条件はデジタル関連のシステム経験者のみ。という項目には躊躇しましたが挑戦してみる気持ちで応募してみることにしたんです。
応募を躊躇した理由なのですが、当時の私は大学卒業後に新卒で採用された業種でのわずか3年程度の社会経験しかなく、デジタル系スキルも研修で受けた基本的レベル。
到底、応募条件には到達していません。
でも求人を出していた会社はずっと憧れの業界、応募するだけなら特に問題はないと軽い気持ちで応募しました。
履歴書にもデジタルスキルに関しても素直に基本的レベルであるという旨を記入し、スキルレベルが条件に達していないということできっと書類選考の段階で落とされるだろうと思っていたのです。
ところがなぜか、書類選考の通過の連絡が有り、最終段階の面接試験までも赴けるという状況に。
最終面接までに残るとは全く予想はしておらず、ひょっとしたら採用される?と期待半分に不安半分という複雑な気持ちに面接を受けることになったんです。
そして面接当日は思いもよらないことにグループ面接で3人グループで面接官が4人での面接です。
1人1人の自己紹介をしていくと私以外の方は、自身のキャリアを意気揚々とアピール。皆デジタルスキルもレベルの高く業界経験者、まさに応募条件にあったスキルレベル保持者ばかり。
私以外他の方と面接官と質疑応答は実に見事な受け答えでスムーズでした。
私だけが、スキルレベルに達していないことをまじまじと見せつけられた瞬間でしたが、私の自己アピール順番になったときは、素直にデジタルスキルレベルは基本だけです。でも学ぶ気持ちが有ります。とやる気だけをアピールしました。
面接官から聞かれた質問の中には、未経験デジタルシステムの使用経験の有無の質問が多く「全く使用経験がありません」と嘘偽りなく素直過ぎる返答を繰り返すだけでした。
ですが、結果はなんと採用になり晴れて憧れの業界で働けることに。
そのときに面接してくれた方の一人が業界の上司と採用後に判明し、
ずっと気になっていたなぜ、私を採用したのかを尋ねてみると、「スキルレベルが到達していなくても面接時の受け答えに、素直さがあった。また学ぶ気持ちがあるという謙虚な気持ち。これは仕事をする上で一番大切だから」と答えてくれたんです。
上司の言葉を聞いて、自分が持つ素直な気持ちと謙虚さをこれからも忘れずに生きて行こうと今後の人生のポリシーにもなった経験になりました。