高校野球から学べる組織の中で自分が果たす役割
朝礼ネタ5967 2024/10/19 スポーツ昔から高校野球を見るのが好きです。
今でも数十年前のあり得ないくらい筋書きのないドラマティクな
試合を覚えています。
その試合は強豪校同士の試合で石川県代表の星稜高校対和歌山県代表の簑島高校の
試合です。
かなり昔の試合であるため知らない人もいらっしゃるかもしれませんが、
延長18回まで行った両チームとも体力の限界を超えた試合でした。
結果だけ見ると4対3のスコアで簑島高校のサヨナラ勝ちでしたが、
9回終了時点で1対1のまま延長に入り延長12回と16回に
2回、星稜高がリードした試合を、後攻めの簑島高校が追いつき
最後は、簑島高校がサヨナラヒットでゲームを決める試合でした。
高校野球は、一度負けたらすべてがそこで終わります。
激しい予選を勝利しそして甲子園での全国大会。勝利しなければ
次がない厳しい世界です。
強豪校であればあるほどレギュラーになるための競争は厳しく
日々監督から、自分はレギュラー入りできる技量があるか否か試され続けていかなければ
いけない厳しい世界の中で練習をしています。
この簑島高校と星稜高校も共に強豪校であり、レギュラーになれない選手も
います。しかしこの延長18回の激闘を見ていて、私は高校野球にはそれぞれ
選手の能力に応じた役割があると強く感じました。
試合に出れない選手、そして出られたとしても1回だけしか打席に立てない代打。
そして少ししかチャンスが与えられない代走の選手。それぞれが18回の激闘の中で
自分のチームの勝利を目指して懸命に頑張っている姿は今でも鮮明に覚えています。
この試合に限らず野球を見ている私たちは、野球という団体競技を通じて
学ぶ事があると思います。
それは全体の組織の目標を達成するために自分は何をなすべきかという事を
学ぶのだと感じました。
これは、どの世界にも通じる事だと思いながら、今での高校野球の試合を応援しています。