「嵐」が国民的アイドルになれた理由(わけ)
朝礼ネタ5964 2024/10/16 芸能名言・格言国民的アイドルグループの「嵐」。誰もが一度は目にしたことがある、大人気アイドルグループです。
今では広く名の知れたアイドルである嵐ですが、実は下積み時代が長いことは知っていますか。華々しくハワイでデビュー会見をしてデビューシングル「A・RA・SHI」は大ヒット。デビュー直後は順風満帆なアイドル人生を歩んでいましたが、人気が落ちるのは意外と早かったのです。デビューから3枚目のシングルは1位は取れず。コンサートをしても満員になることは少なく、客席を暗幕で隠すことも。お客さんが入らないことからJrのファンクラブ会員を無料で招待、さらに自分たちのファンクラブ宛にコンサートに来てくださいという手紙まで。ブレイクしてから華々しい活躍とは裏腹な下積み時代です。
そんな下積み時代が約8年ほど続きます。ブレイクのきっかけはメンバーの松本潤さんが出演した「花より男子」。主題歌も嵐が担当し、大ブレイクに繋がりました。デビューから8年目で東京ドーム公演も成功させ、世間が認める国民的アイドルに成長します。
下積み時代が8年。自分の人生に置き換えたら8年という月日はあまりにも長く、仕事を続けるのは精神的にもキツイと思います。実際に嵐のメンバーもデビューしてから約3年目には一向に売れない自分たちに危機感を持ち、何度もメンバー全員で集まって話し合いをしたと言います。何とかしてこの状況を脱しようと、かなり大胆なアイデアも出ていたそうです。今の仕事は全て白紙にして、「下剋上」を起こそうと企んだこともあったそうです。
大胆なアイデアも出ていたメンバー全員での話し合い。そんなときにリーダーである大野智さんがメンバーに一言。
「今、目の前の仕事を頑張れないヤツが、何を頑張れるんだ」。
普段感情を出さない大野さんが、このときはかなり語気を強めたそうです。この言葉をきっかけに嵐はどんなに辛い状況でも、どんなに理不尽なことにもひたむきに向き合うようになります。後輩が次々と売れていっても負けず、自分たちのやるべきことをやるだけだと覚悟を決めたのです。
自分たちの不幸な境遇を嘆くことなくひたむきに、やるだけのことをやる。自分に出来ることを精一杯やり切る。この気持ちを持ったことで自分たちの道を開いた嵐。
このエピソードを聞いて自分もどんな状況でも負けず、今やれることを精一杯取り組んで、いつか努力が報われると信じて仕事に取り組んでいこうと決心しました。