必要な時に必要なものを持つという思想はビジネスでも通用する
朝礼ネタ5837 2024/05/18 社会・経済商品・サービス皆様は「上がり時計」という言葉をご存じでしょうか。
この言葉は、この腕時計を購入したら他の時計は買わないという意味です。しかし、本当に時計好きが上がり時計というものを求める必要はあるのでしょうか。結論から申し上げると私はそのようなことを考える必要はないと思います。
なぜならば、時計とはその時その時代に合ったものをすればいいからです。
つまり、パテックという時計がいかにいい時計であったとしても、あの時計のシンプルなモデルを20代の人がしていても妙に枯れていると見えるでしょうし、それとは反対に90代の老人がロレックスのスポーツモデルなどしていてもあまりに合うものではありません。
つまり、時計とは今自分に似合うものを買えばいいのです。
ですから、どうせ年を取ったらパテックを購入するのだからという理由から20代でパテックのシンプルな時計を購入してそれを貸金庫に入れておくというのは何かお金がもったいないと思います。
あえて多くの人は有り余るお金がないのを承知で言いますが、私はその時にいいと思った時計を購入し、新たにもっと欲しい時計が出てきたら今持っている時計を売却し、新たに時計を購入するという具合に様々な時計を渡り歩くくらいが時計が好きな人にはちょうどいいとさえ思うのです。
このような時計の買い方をしていると、必ずそれは売却損がでるから無駄だとか言う人がいるかもしれません。しかし、自分にとって必要なものを必要な時に持てる喜びはそれに勝ると思います。
ですから、会社も一度入社した社員を定年まで雇用するという終身雇用の考えを捨て、必要な時に必要な人を雇うという雇用にしたほうがいいのではないかと私は思います。