今日はコンプライアンスについて少しお話をしようと思います。どうか暫くの間お付き合い下さい。

私がこの会社に入社した当時には、まだコンプライアンスという言葉は世間には浸透していませんでした。このコンプライアンスという言葉をよく耳にするようになったのは比較的近年になってからのことです。

今では、会社勤めをしている殆どの方がこの言葉の意味するところを心得ているか、或いはこの言葉ぐらいは聞いて知っているものと承知しています。

それでは、コンプライアンスとは具体的にはなんなのでしょう。端的に言ってしまえば、企業が法律を遵守して操業することを意味しています。誰しもが、そんなことは当たり前のことだと思っているでしょう。

しかし、こんな当たり前のことが守られていないという実情が、社会の中では顕在化してきています。それが故に、昨今ではコンプライアンスの重要性が色々な方面から問だたされるようになり、コンプライアンス違反をした企業は信用を失い、社会的に大変大きなアドバンテージを背負わされるようになってきました。

当然コンプライアンスの根底には法律の遵守がありますが、それ以前に、企業を構成する社員一人一人のモラルが大変に重要な要素になるのです。法律違反をしていないからいい、ということではなく、自分から率先してコンプライアンス遵守する職場風土を築き上げていくことが求められます。

最近では、企業は地域や社会と一体化し、社会貢献の場としても広く認識されるようになってきています。コンプライアンスを遵守し、地域社会に信頼されることこそが、企業の発展には不可欠な要素となってきています。

社員一人一人がコンプライアンスを理解し、遵守して、社会に貢献できる会社を、皆さんと共に目指していきたいと思います。