本当に大切なのは非言語的コミュニケーション
朝礼ネタ5697 2023/12/29 心理・メンタルコミュニケーション会社のような大きな組織になると、業務を円滑に進めるためのツールとしてコミュニケーションが大切だということは誰もが理解しています。
そのコミュニケーションには2種類があり、両方を同時にとることが本来のコミュニケーションに繋がります。
1つ目のコミュニケーションは「言語的コミュニケーション」です。
これは口から発する「言葉」によるコミュニケーションのことであり、即時に相手の意思が伝わります。
2つ目のコミュニケーションは「非言語的コミュニケーション」です。
言葉には表れない顔の表情や目線、しぐさ、声のトーン、話すスピードなどが該当します。
例えば、上司が部下に仕事の進捗を尋ねたとします。
その時、部下が言葉で『大丈夫です』と言いながら、顔の表情が暗かったり、伏し目がちだったりしたとします。
そんな顔を見れば、心から大丈夫と言っているとは到底思えず、実際には「辛い」や「不安」という気持ちでいることが理解できます。
これが非言語的コミュニケーションです。
特に、重要な仕事のコンセンサスを図る場合は非言語的コミュニケーションが欠かせません。
言葉だけのコミュニケーションで相手の気持ちを理解したと思い込むのではなく、非言語的コミュニケーションによって相手の心の奥にある真意をくみ取ってあげることが肝心です。
現在はパソコンやスマホでのメールのやり取りが一般化しているため、非言語的コミュニケーションが薄れがちです。
事務的な連絡はメールの方が効率的で利便性も高いと言えます。
ただ、意思疎通の重要な案件においては非言語的コミュニケーションが重要であることも事実です。
相手の本心を理解して初めてコミュニケーションがとれたと言えます。