12月28日は身体検査の日-バーナム効果の利用
朝礼ネタ5688 2022/12/24 12月今日は何の日?12月28日は「身体検査の日」に制定されています。
この記念日は1888年(明治21年)の12月28日に、文部省(現文部科学省)が全ての学校に対して毎年4月に生徒の身体検査を実施するよう訓令したことに由来しています。
ところで、社会人になってから行う身体検査は健康診断ということになります。その健康診断で、医者から『血圧に気を付けてください』だとか、『塩分の摂りすぎは動脈硬化に繋がります』などと言われることがあります。
言っている内容は誰にでもあてはまることですが、聞いた方は自分のことだと気にするようになります。このような心理を「バーナム効果」と言います。
バーナム効果とは、誰にでも当てはまるような曖昧なことを、さも『自分のことを言っている』と思わせてしまう心理のことです。
例えば、占い師が『あなたは何か悩みがありますね』とよく言いますが、誰しも大なり小なり悩みがあるため、『当たっている』と思い込みます。これも、バーナム効果です。
この占い師はバーナム効果を利用して自分の占いを信じ込ませます。ただ、占い師だけではなく、一般企業でもバーナム効果がビジネスに有効になります。
消費者に『この会社は悩みや気になることをよく知っている』や、『消費者のニーズをよく理解している』と思ってもらえれば、商品が売れるようになります。
例えば、ダイエットサプリの広告で、『痩せたい。でも食べたい。』のうようなキャッチコピーが使われます。
女性なら誰しも気にしていることですが、広告を見た女性は『自分にあった商品だ』と思います。
バーナム効果をビジネスツールとして上手に活用すると、業績の向上に繋がります。