国産と中国産のうなぎ
朝礼ネタ564 2021/01/01 7月風物詩・季節行事食事今年の「土用の丑の日」は7月30日だそうです。
毎年この時期になると、「土用の丑の日」という言葉を耳にしたり、お店にたくさんのうなぎが並ぶのを見て「土用の丑の日」に気づくこともあります。
お店に行くと、国産と中国産のうなぎの値段の差に驚きます。
売られているものは9割以上が養殖です。同じ養殖でも日本と中国とで養殖のしかたが違うようです。
国産の養殖うなぎは、あたたかいビニールハウスの中で育てられていて、水温も一定に保たれているので早く育つそうです。
中国産の養殖うなぎは、広大な池に穴を掘った所で育てられ ていて温度変化もあるし、泥の影響によって臭いがあるそうです。
これを知ってしまうと、高くても国産を食べたいと思ってしまいます。
さて、「土用の丑の日」の話に戻りますが、なぜこの夏の時期なのか、その由来については諸説あるようです。
江戸時代、平賀源内が売れないうなぎ屋に「本日丑の日」という張り紙を貼りました。その後、飛ぶようにうなぎが売れるようになったということです。
当時のうなぎを食べる風習が、夏の土用の丑の日だったということから、夏限定でうなぎを食べようになったようです。
もともと、「丑の日」の”う”から「うのつくもの」を食べると病気にならないという風習があってすんなり民衆に浸透していったようです。
ちなみに、「うのつくもの」は他に、うま、うし、うどん、瓜、梅干があります。
うなぎの旬は本当は冬だそうです。
結局のところ、売れないうなぎをなんとか売ろうということで、旬ではない夏の時期にうなぎを食べる習慣を定着させたようです。
出張先などで機会があれば、夏でも冬でもいいのでうなぎを食べに行ってみたいと思います。
暑さが厳しい今の時期、ふっくら柔らかな国産うなぎを食べて夏バテを防ぎましょう!