9月23日は万年筆の日-字を書くことで脳を活性化
朝礼ネタ5578 2022/09/23 9月今日は何の日?9月23日は「万年筆の日」になっています。
由来は、1809年(あのナポレオンの時代)にイギリス人のフォルシュという人が、金属製の軸の中にインクを貯めて、軸に取り付けたバルブの開閉によってペン先にインクを送る万年筆の基を考案したことです。
ちなみに、日本製の万年筆は欧米のものよりペン先が細くなっています。これはローマ字に比べて漢字は画数が多いことから、文字の線が重なるのを防ぐためです。また、ペン先に送られるインクの量も少なめです。その理由は、左からの横書きの欧米に対し、日本は右からの縦書きのため、書かれた文字に手が乗らないようにするためです。
その万年筆も、1970年代に公文書におけるボールペンでの記入が認められたことで、現在では万年筆を持っている人がほとんどいなくなっています。
ところで、近年はパソコンで作業するため、ペンで字を書くという習慣が減っています。
ただ、指先を細かく動かすという作業は脳からの司令が多くなるため、脳の活性化に繋がり、情報の整理や情報の構築能力が高まると言われています。
また、指先の繊細な動きによって、脳がほどよく刺激され、集中力が持続しやすくなります。
さらに、書くという作業は常に情報を頭で整理していることから記憶力が維持され、ボケ防止につながるというメリットもあります。
パソコンの作業はペーパーレス化に繋がり、作業効率もアップしますが、人間本来の考える力にとっては書くことの方が役立つようです。
数少ない会議や打ち合わせの内容くらいはパソコンに入力するのではなく、紙にメモすることが良いかもしれません。