木村屋に学ぶ 仕事においての柔軟性
朝礼ネタ5407 2022/04/12 4月今日は何の日?4月12日は「パンの記念日」です。1842年、天保13年のこの日に、軍用の携帯食糧として「兵糧パン」と呼ばれる乾パンが作られたのだそうです。これが日本で初めて焼かれたパンだと言われていて、このことを記念した日とのことです。
パンが本格的に日本にやってきたのは、明治時代の文明開化の頃です。日本は古くから稲作がさかんでしたので、国民に主食としてのパンはなかなか受け入れられなかったようです。
この状況を変えたのが「木村屋」というパン屋だと言われています。木村屋が中に小豆あんを詰めた「あんパン」を開発すると、とても人気が出たそうです。明治天皇に献上されたこともありました。これを機に、パンに甘味を加えた菓子パンが次々と開発され、さらには惣菜パンへとつながっていきました。
「米を主食としていた日本でパンは受け入れられない」という先入観にとらわれず、機転をきかせた仕事ぶりで店を成功に導いた木村屋には学ぶべき点があると思います。このような柔軟性は、仕事をする上で必要とされる資質だからです。
仕事をとりまく環境は日々、変化していて、今までのやり方が通用しないと感じることは多くあります。そのような場合に、これまでの経験や慣習にとらわれることなく、その時々に最適なやり方を提案していくことは重要です。何か変化が起きたときに、あわてることなくその場に適した対応をとることができるような、柔軟性のある人間に近づくことが私の目標です。