身分が低かった勝海舟が日本を変えるまで。
朝礼ネタ5376 2022/03/12 3月今日は何の日?1823年の3月12日は、勝海舟が生まれた日です。
勝海舟が何をした人なのか、どんな人だったのか、パッと答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか。
今や日本中、その名を知らない人はいない勝海舟ですが、生まれは身分の低い旗本ということは知っていますか?
そして、若い頃は剣術や西洋兵術の勉強と、まさに文武両道の青年でした。
20代後半には蘭学の私塾を開いたり、ペリー来航後に幕府へ意見書を送ったことで、幕府からオランダ語の翻訳係に任命されたりと、庶民の出身から、自身の努力で道を切り開いていきました。
また航海術を学んだ後は、日米修好通商条約を結ぶ使節に任命され、日本人による初の太平洋横断に成功しています。
そこでアメリカの近代社会に感銘を受け、日本に帰ってからは日本の海軍創設に大きな影響を与えました。
さまざまな知識を身につけた勝海舟は、海軍学校を開き、その学びを多くの人々に伝えています。
坂本龍馬や木戸孝允、西郷隆盛などの名だたる人物にも影響を与えています。
一番の功績は、大政奉還をきっかけに朝廷と幕府の間で戊辰戦争が起こった際、仲裁に入り、新政府派の西郷隆盛と和平交渉を行い、戦いを鎮めたことです。
このように、勝海舟は、明治維新の激動の時代を自身の手で切り拓き、力強く生き抜きました。
旗本と呼ばれる庶民に近い武士の身分から、政治家として躍進し、戊辰戦争で交渉によって江戸の街を戦火から守ったことは、とても大きな功績です。
私も勝海舟のように、入社年数や役職などの身分にとらわれることなく、一所懸命に勉強を続けていくことで、周囲から認められるような存在になりたいと思います。