カキ氷からも学習、仕事の原則
朝礼ネタ535 2021/01/01 7月食事7月は初夏の日差しがまばゆい時期です。
早くもアイスクリームやカキ氷がおいしくなる時期でもあります。
皆様はアイスクリームで好きな味は何でしょうか?
ではカキ氷で好きな味は何でしょうか?
皆様、一人一人が好きな味を思い浮かべたと思います。
カキ氷は、多くの種類は色鮮やかなシロップをかけます。
このシロップの色も、カキ氷がおいしそうに見えるものです。
イチゴ味は赤色、メロン味は緑色、レモン味は黄色…。
ですが科学的に考えると、カキ氷のシロップの色は正しくはありません。
例えば、イチゴの果汁を氷にかけても薄いピンク色です。
メロンの果汁は薄い黄色、レモンの果汁は殆ど無色です。
それでも、なぜかカキ氷のシロップはあんなに鮮やかな色合いです。
カキ氷のシロップの色は、むしろカキ氷を派手に見せるためのものです。
遠くから見てもパッと目立ち、おいしそうに見える。
それこそが色付きシロップの意義です。
世間には「科学的には正しくないけれど親しまれるもの」があります。
そういったものは必ず、世間の多くの人の心をとらえています。
実はこの話も仕事に通じるものがあります。
科学的あるいはデータ上は正しいものと、親しまれるものが違う場合はよくあります。
そういった場合、充分な配慮が必要です。
人間は最終的には自分自身の感覚で判断します。
一見は間違って見えても、感覚で親しまれるものもあります。
仕事ができる人物は高い判断力があり、こういった場合もデータにとらわれすぎない柔軟性があるものです。