1月15日は警視庁創設記念日-キャリアとノンキャリア
朝礼ネタ5315 2022/01/15 1月今日は何の日?1月15日は「警視庁創設記念日」です。この記念日は1874年(明治7年)に東京警視庁(現・警視庁)が創設されたことに由来しています。
テレビの刑事ドラマでは、「警視庁」と「警察庁」という2つの組織の名前がよく出てきます。警視庁は東京都を管轄する警察組織のことであり、神奈川県警や大阪府警などと同列の組織です。一方、警察庁は日本の行政機関の1つであり、警察制度の企画立案や全国の警察組織の指揮・監督などを行う組織のことです。
なお、警察官には厳格な階級制度があり、上位から順に警視総監・警視監・警視長・警視正・警視・警部・警部補・巡査部長・巡査の9段階に分けられています。
そして、階級とは別に役職の制度が設けられています。一般警察署における階級と役職の関係は以下になっています。
・巡査部長=主任
・警部補=係長
・警部=課長
・警視=署長・副署長・管理官
・警視正=大規模警察署長
ちなみに、警察には今でも「キャリア」と「ノンキャリア」の差別が存在します。
「国家公務員総合職試験」に合格した人がいわゆる幹部候補のキャリアと呼ばれます。階級は警部補からスタートします。そして、「国家公務員一般職試験」に合格した人は準キャリアとなり、巡査部長からスタートします。
一方、各都道府県の警察署で採用された人はノンキャリアとなり、昇進できたとしても基本的に警視までです。ところが、キャリアの場合は20代で警視に出世できる人が少なくありません。
人事考課の面では、努力して業績を上げれば誰でも上級職に進め、給与も上がる民間企業の方が公平・公正性で優れていると言えます。また、役職における差別もありません。