トロが庶民の食べ物? 昔の常識は今の非常識です
朝礼ネタ5227 2022/12/24 グルメねぎま鍋という鍋料理をご存知ですか。
ねぎまというと鶏肉と葱を交互に串刺しした焼き鳥ですが、
ねぎま鍋は葱とマグロの鍋で、江戸時代に庶民に好まれた安価な鍋料理だそうです。
ところが材料のマグロというのはトロだったのです。
トロを使った安価な庶民料理とはこれ如何に?
冷蔵庫や冷凍技術などない当時はマグロは大方がヅケ、
つまり赤身の醤油漬けで流通していて、脂が多くてヅケが難しいトロや大トロは、
ほとんど食べられずに捨てられていたんだとか。
イヤ~!実に勿体ない、と思うのは現代人の私たちだけではなかったようで、
お金のない庶民は捨てられるほど安いトロを鍋料理に仕立てたというわけです。
今ではとても考えられない事ですが、
こんな大昔の事でなくても、エ?ウソ!と思う事って結構あるんですね。
昔の部活の基礎錬ではウサギ跳びは定番中の定番で、
練習中に水の飲むのはバテルからご法度でした。とんでもない話ですね。
ウサギ跳びは膝を痛める上に、筋力向上には何の効果もない事が医学的に証明されていますし、
水分補強厳禁なんてホントによく死ななかったこと。
他にも、石原裕次郎が大画面の中で、煙草をスパスパ。
挙句にそこら辺に吸殻をカッコよくポイ捨てしてたし、
お給料は封筒に入っていて手渡し支給だったから、
その封筒が縦に自立するのが憧れだったりしました。
もっと最近では、公衆電話は身の回りすぐにどこにでもあって、
テレホンカードの1枚や2枚は必ずお財布に入っていたし、
それ以前には彼女に電話する時には手の平一杯の100円玉は必需品でしたし、
駅や銀行なんかの公共の場所には伝言板なる黒板が設置してあって、
「○○時まで待っていました。××子」だとか、
「家に電話乞う。△夫」などど書かれていました。
それから今の教科書には聖徳太子の名は記載されていないんですね。
また源頼朝や足利尊氏のあの有名な肖像画はどうも事実とは判定できないとかで、
これも今では載ってないそうです。
あ、いやね、何を言いたいかって言うと昔の常識は今の非常識で、
仕事でも「俺はずっとこのやり方でやって来たんだ」、なんて変に意固地になってると、
時代に乗り遅れちゃうんだなと思ったわけです。
皆さん、気を付けましょう。