一番大切な勉強は社会常識です
朝礼ネタ5040 2022/05/01 ビジネス規則・ルールどんなに難しい計算ができても、どんなに難しい漢字が書けても、英語が上手に話せても、世間知らずの人にはがっかりします。
電車やバスの中で、大声でしゃべっていたり、立ち話して道をふさいでいたり、そんな集団を見かけると呆然としてしまいます。
ルールを守れなければ、世間から冷たい目で見られ、何の得にもなりません。
学生のうちは親や先生が注意してくれますが、注意を受けることが少ない卒業後、「大人だけど中身は子どもだな」という言葉が向けられ、「世間知らずだな」と通り過ぎていくだけです。
周囲から冷たい目を向けられたとき、「恥ずかしい」と思えるかどうかで、性格が決まってしまいます。
一瞬で決めつけられ、悲しい思いをしないためにも、注意を聞き、直せる人になりましょう。
旅行先での行動を考えてみると、部屋もお風呂もそのほかの施設も、自分のものではない宿泊先では、自宅と同じように過ごすわけにはいきません。
ほかの人が気持ちよく使えるように、大浴場の洗い場をきれいにして立ち去る、部屋の物音や声の大きさに気をつけるなど、気が緩むと、当たり前のことが忘れがちです。
多少許される子どものうちと異なり、大人になってやってしまうと恥ずかしさ倍増です。
当たり前を当たり前と認識するには、実践が大切です。
インターネットで調べたり、マナーの本を読んだりしただけでは、理解したとは言えません。
実際にやってみてうまくできたかどうか振り返ったとき、初めて理解不足だったか、きちんと理解していたかに気づかされます。
学生の頃、寮生活していた私が、ルール通りにやっていたつもりでも、指導員からたくさん受けた注意の口うるささに反発しましたが、注意してくれたことに感謝しています。
普段何気なくしている行動でも、通用しないところがあること、注意されたら改めることが大切なことに気づかされました。
社会常識の教科書は「お手本にしたい人」です。
周囲にいる先輩でも同級生でもお手本にしたい尊敬できる人を見つけてみましょう。
「いいな」と思うところを見習い、大人の階段を上っていく姿は周囲からの評価が高いものです。
自分ルールを押し通して我が道をいくと、冷たい視線を向けられたり、取り返しのつかない事態になり印象が数秒で決まってしまう、SNSに拡散されたりするかもしれません。
教科書で学んだ科目だけで人は成長せず、大切なことは幅広い年代の人と会話し、学んだ生き方を取り込んでいくと、プラスになることがたくさんあるでしょう。
たくさんの失敗や迷惑をかけながら、前に進んできた大人たちの話を聞くと、自分の生き方を考えてみる参考になるかもしれません。