思考の自由さによって健康的なメンタルを保てる
朝礼ネタ5001 2022/03/22 心理・メンタルある年齢以上の方に聞くと、30年ぐらい前は、家庭のしつけでもスポーツの指導でも、体罰は珍しくなかったそうです。しかし今は、厳禁とされています。未成年者の飲酒なども今ほど厳しくなく、黙認されている面があったそうです。また、今は専業主婦の方が少ないようですが、その頃は逆に共働き夫婦の方が少数派で、家族すべてを男性の収入によって養っている家庭の方が多かったそうです。
それらはあくまで例であり、単なる印象であって真実でない可能性もあります。しかしここで何が言いたいかというと、「常識」「普通」というのは変化するものであり、それが絶対的に正しいというわけではない、ということです。
そしてそれに関連して、メンタルを病んでしまう人には、思考の逃げ道がない傾向がある気がします。「こうしないといけない」という思いにとらわれてしまっているのです。しかし、それができるうちはよいですが、できなくなってしまうと、その思いによって自分を苦しめてしまいます。また、行動も変わらないため、無理をしすぎて、それがメンタルに影響してしまう場合もあるでしょう。
思うのですが、健康的なメンタルというのは、思考の自由さによって保たれるのではないでしょうか。ちょっと頭をやわらかくして「こうするべき」というのを脇に置いておき、「あの人はああ言ってたけど、それはあくまで個人の感想だよね」「自分にはこの役割があるけど、一人じゃ無理だから、期限を延ばしてもらうか誰かに協力してもらおう」「こんな意味のない仕事しなくていいや」「みんなはああ言ってるけど、本当はこうなんじゃないか?」「大人げないけど我慢するの嫌だから、あの人と喧嘩しよう」「逃げるのは卑怯かもしれないけど、自分には向いてないからここは逃げよう」なんて自由に考えると、心も行動も変わり、メンタルにも良い影響があるのではないでしょうか。