エジソンが中国の扇子に出会えたワケ
朝礼ネタ4989 2022/03/10 自己啓発電球の発明した人物をご存じでしょうか。
「エジソン」と答える人が大半なのだそうですが、そうではありません。
実は、電球の開発者はイギリスのジョセフ・スワンという科学者でした。
ではどうして、電球イコール、エジソンという認識が世間で広まっているのでしょうか。実は、スワンによって発明された電球は、内部のフィラメントに問題があり40時間しか連続点灯できなかったのです。
そこでエジソンは、電球を事業化するために、フィラメントの改良に乗り出しました。
フィラメントの材料となる物質を探して実験を繰り返したエジソン。
試した材料はなんと、数千種類にも及んだそうです。
しかし、どれも数時間で切れてしまい、とても商業利用できるレベルには至りませんでした。
毎日実験室にこもっては失敗の繰り返し。
思いつく材料は全て試したエジソンが、疲れ果てていると、ふとテーブルの上の扇子に目が止まりました。
友人の中国土産の扇子だったそうです。
何かひらめいたエジソンは、その扇子を分解して、骨組に利用されていた竹の繊維でフィラメントを作成しました。
竹のフィラメントの電球は、今までのどの材料とも比較できない程、長時間灯り続けたそうです。
そして、エジソンは見事に電球の事業化に成功し、「電球と言えばエジソン」という不動の地位を得ることができました。
私はこの話しから、困難に直面しても、考え続け、行動し続ければ思わぬところに解決の糸口が見つかるのだと感じました。
そして、それには「電球を事業化させる」というような、明確な目的が必要だとも気づきました。
日々の業務をダラダラと行うのではなく、この仕事を通して「自分の人生を豊かにする」という目的を持ち続ければ、困った時にも「中国のお土産」と出会えると思っています。