ハインリッヒの1:29:300の法則
朝礼ネタ4957 2022/02/11 心理・メンタル時間管理みなさんは仕事中にミスや失敗をした経験がありますか。
おそらく、社会人として仕事をしていていちどもそれらを経験したことのない人はいないと思います。それは小さな報告漏れだったり、わずかな誤字だったり、ひとつひとつの事柄はそこまで大きな問題にはならないことがほとんどだと思います。
しかしこのハインリッヒの1:29:300の法則とは、そういった小さなミスは、積み重なることで取り返しのつかない事態を招くということを示しています。
1:29:300の割合でヒヤッとする小さなミス:軽い事故:重大な事故が発生しているというデータであり、なおかつ300回の「ヒヤッとする小さなミス」が29回の「軽い事故」に繋がり、それが1回の「重大な事故」を引き起こすのです。
みなさんは締め切り間近に焦って納品したり、報告書類に間違った記載をしたまま提出したことはありませんか。
そこには、多少ならば問題ないだろうという考えが隠れていないでしょうか。
「ヒヤッとする小さなミス」というのは経験する回数が多いことから慣れが生じがちです。
ミスをすれば誰しもその日は反省すると思いますが、数日経つと忘れてしまい、また同じことを繰り返す可能性があります。
こういった「次は気をつけよう」が300回積み重なることで重大な事故につながるのです。
私たちは取り返しのつかない事態になる前に、ヒヤッとした事柄の段階で危機回避に努めなくてはなりません。
どんなに些細なことでも見落とさず集中してしごとに取り組みましょう。